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出世魚といえばブリですが。この程、日本海でハマチが ブリになる瞬間が目撃されました。
ブリは5年ほどで成魚つまりブリとなるのですが、各段 階で脱皮して成長していきます。
特にハマチからブリに なる段階の抜け殻は、まるでクラゲのように波間を漂う ことから
ハナサキクラゲとも呼ばれ、但馬地方の特産品 ともなっています。
そんなブリの脱皮に関しては、その瞬間に遭遇すること は少なく、
これまでもほとんど報告がありませんでした。
多くの人が、その抜け殻を拝むだけという状況だったの です。
さらに、この現象は、養殖の環境下では発生せず ほとんど幻の出来事でした。
目撃した人の話では、3月の満月の夜、たまたま漁に出 たら、ブリの群れに遭遇したそうです。
それは、かつて 見たこともないほどの大きな群れで、いつになくキラキ ラと輝いていました。
どのブリ(この段階ではハマチで すが…)も大きく立派な形をしていました。
目をこらし て見ると、どれもがなにかひものようなものを引きずっ ています。
そうです。それぞハマチからブリへの脱皮の 瞬間だったのです。
ブリたちが泳ぎ去った跡には、どこ までもハナサキクラゲの列が続いていたといいます。
残念なことに、写真も映像も残されていませんが、貴重 な資料であると、
動物学者や水産関係者は注目し、研究 を開始する準備を整えているそうです。











             こちらは、本文とはまったく関係ありませんが、
             霊験あらたかな“ブリケンさん”です。→

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